からだに合っていないマットレスや敷布団などの寝具は、起床後の腰痛や背中の痛みに悩まされるようになります。
快調な朝を迎える為には「背中のカーブに沿って多少沈むマットレス」を使うことが必要です。
太っている人もいれば痩せている人もいるので、腰痛に良いマットレスの硬さは体重によって変わってくるのですね。
必ずしも高反発や低反発が良い訳ではなく、あなたの体型によって違うのです。
しかし、腰痛に良いマットレスと言っても種類は多く、怪しい口コミや評判に騙されてしまう人も多いです。
柔らかいのより硬いのが良いものの、全ての人に高反発のボンネルコイルが良いと紹介されていることは多く見かけます。
この記事では【あなたの体型にあった本当に腰痛に良いマットレス】が分かるようになっています。
腰痛マットレスの選び方
腰痛に良いマットレスの選び方のポイントは3つあります。
からだにあったマットレスは高反発や低反発でもなければ、ポケットコイルやボンネルコイルなどの特定の素材ではありません。
「腰痛マットレスは体型で選ぶ」
- 硬さ
- 素材
- 少し硬めを選ぶ
あなたの体重が軽いのか太っているのかでも、高反発か低反発かが変わり、それに伴ってコイルの種類も変わってきます。
そして、身長は人にもよって違うので柔らかいのよりも、硬めのを選ぶと良いと言われています。
ここからは具体的にあなたの体重ならどんなマットレスを選ぶと腰痛に良いかが分かる選び方のポイントを詳しく解説していきます。
柔らかめより硬めのマットレスを選ぶ
マットレスは柔らかめよりも硬めのを選ぶと良いと言われています。
少し硬めの寝具を選ぶことでからだの沈み込みを防ぎ、適度に沈むことで背中のゆるやかなカーブに沿って、背中が沈みマットレスと接する面積も増えます。
楽な姿勢で体圧を分散させることができるので、腰や背中や肩などの特定の部位に負担が集中するのを防ぐことができます。
やわらかいマットレスは腰痛を引き起こすと報告されている。実際に整形外科医を対象に行ったアンケート調査の結果では、回答者の95%がマットレスと腰痛に関連があると回答しており、さらに回答者の75%が腰痛軽減のために硬いマットレスを推奨していると報告されている。引用先:運動選手における睡眠及びマットレスの種類が筋硬度に及ぼす影響(PDF)
上記の引用文は「早稲田大学大学院スポーツ科学研究科」 「帝京大学医療技術学部」などによって発表されている内容の引用です。
からだが資本でもあるスポーツ選手は高反発を選ぶことが多いですが、それは筋肉でからだも重たいのに加え、多くの専門家が推奨をしているからでもあるのですね。
寝具の沈み込みは代表的な腰痛になるマットレスの原因でもあるので、硬めを選ぶようにしましょう。
もっと詳しく知りたい人は「マットレスは柔らかいの硬いのどっちが腰痛や肩こりに良い寝具?」で体型別に解説しているのでご覧ください。
マットレスの硬さは体重で選ぶ
マットレスの硬さはニュートン(N)であらわされるようになっています。
数値が大きくなるほど硬くなっていき、小さくなると柔らかくなっていきます。
あなたの体重に合わせたマットレスの硬さは下記の一覧表を参考にしてください。
体重の目安 | マットレスの硬さ |
---|---|
45kg~60kg | 100N~140N |
60kg~80kg | 140N~170N |
80kg以上 | 170N以上 |
必ずしも体重だけで選ぶのではなく、痩せているのか太っているのかも考慮すると、よりからだにあった腰痛に良いマットレスを選ぶことができます。
同じ体重でも身長が大きいのか小さいのかでも、マットレスの腰付近にかかる重みは変わってきます。小さくて体重が重いほど、特定の部分に集中してマットレスに圧力がかかります。
そのため、身長が小さい人であれば表よりも硬めで、大きい人は柔らかめを選ぶようにしてください。
マットレスの素材やコイルを体型に合わせて選ぶ
マットレスの素材やコイルの種類も、体型に合わせて選ぶようにしてください。
スプリングマットレスは体圧分散に優れることから、起床時の腰痛に悩まされている人は選んだ方が良いです。
「腰痛マットレスの素材」
- コイルなし
- ポケットコイル
- ボンネルコイル
体重が軽くて痩せ型の人はポケットコイルの素材を選ぶのがおすすめです。からだを点で支える体圧分散に優れたコイルで、体重が軽くても適度に沈み込んでくれるので、楽な姿勢で寝ることができます。
体重が標準の人や重たい人はボンネルコイルの素材を選ぶのがおすすめです。からだをマットレス全体が支えるので、脂肪が多く重たいお尻やお腹がある腰回りだけ沈み込むのを防いでくれます。
起床時の腰痛や背中の痛みや肩こりに悩まされていない人は、コイルなしだと通気性が悪く耐久性が低くなりますが、安いウレタンの寝具などを使うのも選択肢のひとつとしてあります。
スプリングマットレスについては「ポケットコイルとボンネルコイルの違い」で、体型でどっちを選んだ方が良い理由が分かるようになっています。
【2021年】腰痛マットレスランキング8選
体型に合わせて腰痛マットレスランキングをここでは紹介をしています。
どんな評判の良いマットレスでもからだにあっていないければ腰痛や背中の痛みや肩こりに悩まされます。
あなたの体重にあった腰痛マットレスを選ぶようにしましょう。
モットン
累計で10万本以上が使われており、腰痛に良いマットレスといえば思い浮かべる人も多い程、評判が良いのがモットンです。
安くて評判の良い腰痛マットレスの代表的な存在でもあり、医療関係者が選ぶ満足度の高いマットレスで1位を獲得し、様々なホテルでも使われています。
モットンは硬さを140N・170N・280Nと3種類から選ぶことができ、様々な体重や体形の人が使えるようになっているのも、人気がある理由ではないかと思います。
そして使ってみて少し硬すぎたり柔らかすぎたりと合わないと感じたら、返金保証期間内などの条件はあるものの、硬さの変更をしてくれるので、太っている人でも安心をして利用をすることができます。
60kgから80kgの標準体型ならレギュラーの170Nから、80kgを超える筋肉質や太っている人ならハードタイプも選べるので、標準以上の人ならモットンはおすすめできます。
体型 | 価格 | 特徴 |
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雲のやすらぎプレミアム
厚さ17cmでベッドの上でマットレスのように使うこともできることで知られるのが、高反発敷布団の雲のやすらぎです。
高反発スプリングマットを点で支える凹凸アルファマットが挟み込み、更にフランス産の羊毛の素材の5層になっているシンクラウド製法が特徴の寝具です。
少し硬めでありながら、ふんわりした寝心地で寝やすいとの評判が良いです。
公式サイト限定ではあるものの、100日間の条件などはあるものの、返金保証が付いています。
そのため、初めて少し硬めのマットレスを使う人でも、安心して利用ができるはずです。
体重が軽い人や標準ぐらいの体型の人には、少し硬めの雲のやすらぎプレミアムはおすすめです。
体型 | 価格 | 特徴 |
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エアウィーヴのS1マットレス
エアウィーヴのマットレスは多くのスポーツ選手にも愛用をされており、浅田真央さんや錦織圭さんなどトップアスリートも使っていることで知られています。
洗えるマットレスとしても知られており、中の素材とカバーは簡単に分けられ、それぞれを洗い流すことができるので、衛生面を気にする人でも長く使うことができます。
最上級のは約35万円と高級ではあるものの、基本性能はそのままでお求めやすい価格となった、エアウィーブS01マットレスが腰痛に悩まされている人に評判が良いです。
安くエアウィーヴが使えはするものの、マットレスの中では少し高めとなっています。そのため、肩こりや腰痛に長い間悩まされ続けてたり、スポーツや腰の負担が強くかかる仕事をしている人ならおすすめです。
体型 | 価格 | 特徴 |
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エムリリー優反発マットレス8cm
安くて評判が良い低反発寝具がエムリリーの優反発マットレスです。
点で支えるのと同じように優反発の素材が、体圧のかかる部分に合わせて、均等に持ち上げることが特徴の寝具です。
第1層が優反発で第2層は高反発になっているので、寝心地は柔らかく深く沈み込みすぎないようになっています。
エムリリーの優反発シリーズは厚さ8cmが三つ折りになっており、腰痛の人でも使いやすいように厚さ11cmのマットレスがあります。
価格が2万円代と安いマットレスにも関わらず、優反発の素材で体圧分散性を考えて作られており、厚さもあるので、安い低反発マットレスを探している人におすすめです。
体型 | 価格 | 特徴 |
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西川エアー
1566年創業と老舗なの日本の寝具メーカーが西川です。
西川のエアーSIは過去にはグッドデザイン賞も受賞しており、素材が特殊となったマットレスです。体圧分散に優れる凹凸マットを3×3個の独立したブロックにして、それぞれがからだを支えることでよりからだの設置面積を増やすのが特徴です。
西川のエアーは特殊立体のスリット構造のマットレスとなっている、少し硬めのレギュラー(140N)と更に硬いハード(170N)の2種類が販売されています。
どちらもウレタン素材のマットレスとなっており、ハードの方がレギュラーよりも価格が15,000円ほど高くなっています。
安いレギュラーでもシングルで8万円からと少し高めですが、評判の良いマットレスです。
体型 | 価格 | 特徴 |
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コアラマットレス
高反発マットレスでありながら、柔らかい寝心地となっているのが「コアラマットレス」です。
コアラマットレスは硬さが第1層の55Nと低反発で、第2層の200Nの高反発で2種類に分かれています。
そのため、寝心地は低反発で柔らかくて軽く沈むのですが、高反発部分で支えて深くは沈み込まない、寝姿勢を維持できます。
シングルサイズで72,000円なので全ての人におすすめはできませんが、少し予算オーバーぐらいの人なら間違いなく最もおすすめできるマットレスです。
本当に良い寝具を求めている人や柔らかい寝心地が良いけど腰痛マットレスを探している人なら、圧倒的におすすめすることができます。
体型 | 価格 | 特徴 |
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トゥルースリーパー
TVのショッピング番組でも良く見かけるのがトゥルースリーパーです。
硬さは40Nと超低反発マットレスで、痩せている人でもからだが沈み込み、寝具に包まれているような寝心地になります。
凄く柔らかいので少し寝転がればからだの形が残りますが、少したてば復元をして元通りに戻ってきます。
少し痩せ気味から標準体型の人でも、からだが沈み込むので、痩せている人で柔らかい寝心地が好きって人や寝具で朝にトラブルをかかえたことがない人ならおすすめできます。
体型 | 価格 | 特徴 |
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イタリアマットレスのマニフレックス
イタリアマットレスで評判が良いのがマニフレックスです。
高反発マットレスが三つ折りなど様々な種類のが販売されており、安いので31,350円から50,000円まで選ぶことができます。
それぞれのマットレスは硬さや特徴なども異なるので、洗える素材のから子供用まで色々と販売がされています。
マニフレックスの特定のマットレスが人気と言うのは聞いたことがないですが、寝具メーカーとして評判が良いことで知られています。
体型 | 価格 | 特徴 |
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百貨店で体験して選べるマットレスメーカー
全国展開をしていて百貨店などの店頭で試せる、評判の良いマットレスがいくつかあります。
オンライン限定であれば実際に数週間から数日試して、合わなければ返品できる保証などが充実はしています。
店頭で体験できるだけあって、実際に使って合わなければ返金して貰えるような保証がないですが、実際の寝心地を試せるメリットがあります。
ニトリ
様々な種類のマットレスや敷布団などの寝具を選ぶことができるのがニトリです。
ニトリのマットレスは安いのは3,000円ぐらいから、高いのは7万円ぐらいまで、高反発や低反発などの反発力から、ボンネルコイルかポケットコイルなど、とにかく種類が豊富なのが特徴です。
目覚めた時に定期的に腰痛に悩まされる人には余りおすすめしませんが、古くなってから新しいのを使いたいって人なら、価格帯や種類が豊富なのでおすすめです。
他の腰痛に良いと評判のマットレスに比べて、体圧分散に優れた凹凸マットなどの特徴がある訳ではありませんが、評判の良い寝具の販売店です。
ikea(イケア)
北欧スウェーデン発で家具やインテリア雑貨の販売を行っているのがikea(イケア)です。
イケアのマットレスは「スプリング」だけでなく、「ラテックス」や「子供向け」など販売がされています。
安いので1万円から高いので8万円ぐらいまでと種類が豊富です。
北海道から関東や関西や沖縄まで全国にある百貨店なので、寝具を必ず体型してから選びたいって人なら、決めることができるはずです。
無印良品
日本の寝具を扱うブランドメーカが無印良品です。
無印のマットレスは安いので1万円から高いので12万円近くまでと、様々な価格帯の寝具が販売されています。
他の百貨店と比べると各店頭に置いてある寝具の種類が少ないように感じますが、お店で体験をしてから選ぶことができます。
寝具だけでなく日用品としての評判が良いいブランドで、品質の面ですぐに劣化などの悪評は見かけません。
無印は大型の店舗でないとマットレスの販売がしていなかったり、体験できる種類が少なかったりすることもあるので、確認をするようにしましょう。
評判の良い腰痛マットレス比較表
寝具 | 体型の目安 | 価格 | 特徴 | 返金保証 |
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雲のやすらぎ | 45kg~60kg | 39,800円 | 高反発敷布団 | ○ |
モットン | 60kg~100kg | 39,800円 | 高反発マットレス | ○ |
エアウィーヴ | 50kg~70kg前後 | 99,000円 | 洗えるマットレス | × |
西川 | 60kg~80kg | 95,000円 | ウレタンマットレス・コイルなし | × |
ニトリ | 種類による | 3,000円~ | マットレス・敷布団 | × |
コアラマットレス | 50kg~80kg | 72,000円 | 低反発・高反発の組み合わせ | ○ |
エムリリー | 種類による | 70,000円 | 優反発(低反発) | × |
おすすめの安い腰痛マットレス
安いマットレスの中で腰痛に良いと評判のなら、あなたの体型に合わせて下記のどちらかがおすすめです。
「体型別のおすすめマットレス」
- 痩せ型:雲のやすらぎ
- 標準・太り気味:モットン
このどちらの寝具も厚さは10cm以上あるので、直置きで使用をしても底付き感はなく、体圧分散を考慮されたスプリングマットレスです。
それにも関わらずシングルサイズで価格が39,800円と機能性マットレスの中でも安いです。
『マットレスは寝具屋で試し寝をしても失敗することが多い』と言われますが、睡眠時間は長時間なので短時間だけでは分からないだけでなく、寝心地がからだにあっているかの判断ではない為です。
雲のやすらぎもモットンも返金保証が付いているので、その点で安心して利用をすることができ、評判も良く価格も安いのでおすすめすることができるマットレスです。
まとめると45kg~60kgの人ならおすすめの安い腰痛マットレスは「雲のやすらぎ」ですし、60kg以上の標準体型以上の人なら「モットン」です。
腰痛マットレスの口コミ
腰痛になる寝具とは寝姿勢で決まる
朝に疲れが取れるのか腰痛になるかは寝姿勢によって決まります。
そして、寝姿勢はあなたの体圧と寝具の硬さによって変わってきます。
- 寝た時に腰が沈む
- 寝た時に腰が浮く
腰痛には高反発や低反発と探す人を見かけますが、どちらが良いか体重や体型によって寝姿勢が変わるので、決めることはできません。
同じ寝具でも子供なのかスポーツ選手なのかでも、筋肉量や脂肪量は違うので寝姿勢は当然変わります。
マットレスの硬さについては「高反発と低反発の違い」の記事で姿勢やからだへの負担がどう変わるのかが、具体的に分かるようになっています。
硬すぎるマットレス
体型に合わない硬すぎるマットレスは腰が浮く寝姿勢となります。
硬い方が良いと推奨されることが多いですが、それはあくまで体型に合わせてでしかありません。
硬すぎるマットレスだと寝姿勢はお尻が全く沈まないので、背中が反っているだけあって、腰がそのまま浮いてしまうことになります。
そのため、朝に腰痛に悩まされるようになってくるのですね。
柔らすぎるマットレス
体型に合わない柔らかすぎるマットレスは腰が沈む寝姿勢となります。
柔らかすぎれば寝具への体圧によって、からだの重たいお尻の部分が深く沈み込むようになります。
全身が寝具と接するので接地面積は増えているものの、体圧分散ができている訳ではありません。
そのため、腰回り負担が強くかかり朝に腰痛に悩まされるようになってくるのですね。
柔らかいマットレスは体重が軽い女性や子供であれば良いですが、男性や標準ぐらいの体型だと合わないことが多いです。
体型別に腰痛向けのマットレスの種類
体型別にどんなマットレスの種類が腰痛向けに合いやすいかの傾向があります。
「マットレスの種類」
- ポケットコイルマットレス
- ボンネルコイルマットレス
- ウレタンマットレス(コイルなし)
あなたの体型ならマットレスの種類はどれを選ぶか良いかの傾向を紹介します。
ポケットコイルは痩せてる体型
ポケットコイルのマットレスは痩せてる体型の人だと、体圧が軽くても適度に沈んでくれるので合いやすいです。
「ポケットコイルの特徴」
- 独立したコイルが敷き詰められてる
- 各コイルが体圧を反発させる
- からだの沈み方が重たい部分が深く軽い部分が浅い
敷き詰められた各コイルが寝具にかかる体圧を反発させて寝姿勢を作りだしています。
そのため、腰が沈みやすく下半身が沈みづらくなるのですね。
痩せてる体型は腰が全く沈まず浮いたりするのが腰痛の原因になりやすいのでポケットコイルが向いています。
ボンネルコイルは太ってる体型
ボンネルコイルのマットレスは太ってる体型の人だと、全身が軽く沈みやすいので合いやすいです。
「ボンネルコイルの特徴」
- 各コイルが連結して集合体になってる
- マットレス全体で体圧を反発させる
- 全体的に軽く沈む程度になりやすい
ボンネルコイルはコイルを連結させた集合体になってるので、全身の体圧を寝具全体で反発させます。
そのため、全体的にマットレスが沈むので深く沈みづらくなっています。
太っている体型の人は柔らかくて沈むのが腰痛の原因になりやすいのでボンネルコイルが向いてます。
ウレタンは反発力次第
ウレタンのマットレスは反発力次第で、体型でどちらが合っているかは変わります。
「ウレタンマットレスの特徴」
- 高反発:太ってる体型
- 低反発:痩せてる体型
ウレタンは安い傾向にあるので価格の良しあしで駄目と判断してるのを見かけますが、そんなことは全くありません。
自分に合う硬さであれば適度に沈むので、コイルなしだからと腰痛に良いも悪いもありません。
ただ、安すぎると品質面ですぐに劣化をして、へたりが早くて寝具の寿命が数か月なんてのもあるのも事実です。
腰痛に良いマットレスとは
そもそも腰痛に良いマットレスとはどんな寝具の条件か知っておくと、怪しい口コミなどに騙されなくて済むようになります。
「腰痛に良いマットレスとは」
- 2つ折りや3つ折りは良くない
- からだが適度に沈む
- 寝返りの回数が増えやすい
- 体圧分散に優れる
- 耐久性が良く劣化をしない
腰痛に良いのは体型と体重の組み合わせで、からだにあったマットレスを素材・種類・硬さから決め、更に体圧分散とへたらないように耐久性を考慮した寝具なのですね。
折り畳み式の2つ折りや3つ折りは腰痛向けではない
機能面を考えると2つ折りや3つ折りにできる、マットレスや敷布団を使った方が良いです。
但し、朝の腰痛に悩まされている人などにはあまりおすすめをすることはできません。
2つ折りや3つ折りは小さく畳むことができるので便利ではありませすが、繰り返すことで折り目の部分が劣化がしやすいです。
折り目の部分が繋ぎ合わせてるだけなので、マットレス全体が一体になってる訳ではなく、へたったり上手く体圧分散ができないこともあります。
どんなマットレスでも快調な朝を迎えられるって人なら便利ですが、2つ折りや3つ折りのマットレスは起床後の腰痛に悩まされている人にはおすすめしません。
実際、マットレスの王様で紹介をしている、評判の良い寝具に関してもどれも畳めない物になっています。
からだに合うマットレスは適度に沈み込む
からだに合うマットレスは適度に沈み込み、背中の全身が接する寝具です。
マットレスを探していると高反発で硬いや低反発で柔らかいなどの反発力や、素材でウレタンやスプリングなどの機能面のことばかりが腰痛に良いと解説がされています。
但し、あなたと私の体型が違うように、それぞれからだに合ったマットレスは変わってきます。
自然な立ち姿勢のときの腰部S字カーブのすき間は4-6cmですが、寝た姿勢でいちばん体への負担が少ないのは、すき間が2~3cmのときです。
引用先:快眠のためのテクニック -よく眠るために必要な寝具の条件と寝相・寝返りとの関係 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
体型に合わずマットレスが硬ければ隙間ができて腰が浮いて腰痛に悩まされます。逆に柔らかければ深く沈み寝姿勢を悪くしてしまいます。
そのため、最も重要となるのが体重に合わせて「高反発マットレス」か「低反発マットレス」を決めることなのであり、どちらが良いかは人によって変わってくるのですね。
寝返りの回数が多いと腰痛に良い
人は寝ている間に自然と数十回の寝返りを行っています。
睡眠時間は約7時間と非常に長いので、仰向けや横向きなど同じ姿勢を維持していると、強く接している部分へ負担がかかることになります。
そのため、寝返りをすることで特定の部位にかかる負担を分散させています。
寝ている時が仰向け時は、腰回りに負担集中をしやすいので、寝返りが少ないと腰痛の原因になってきます。
マットレスや敷布団などの寝具に強く接しているのが、お腹やお尻の脂肪が多く重たい腰回りの部分です。
そのため、寝返りが少ないと腰に負担が集中を長時間することになるので、起床時に腰痛に悩まされるようになってきます。
沈み込みが深くなる低反発マットレスだと寝返りがしづらくなるので、高反発が腰痛に良いと言われるのは、寝返りの回数が増えやすい傾向にあるからでもあります。
腰痛に悩まされている人は『腰痛になるマットレスの原因』を知っておくと、どう対策をすれば良いかも分かるので、知らない方はご覧になっておくようにしましょう。
体圧分散がからだの負担を減らす
腰痛に良いマットレスは一般的な寝具に比べて体圧分散が考慮されています。
寝ている時は腰回りや肩付近の背中が強く寝具に接しているので、できるだけ全身が接するようにすることで、体圧を分散させることで楽な姿勢を維持することができます。
体圧分散を高める為には少しでも多くマットレスにからだ接する面積を増やすことです。
腰痛に良いマットレスは体圧を分散させるために『点で支えるマット』や『スプリング』などの素材が使われています。
寝具に悩まされるようなことがない人であれば、安い寝具でも気にならないですが、腰痛に悩まされている人だとからだにあったマットレスでも、体圧分散の効果が少ないと目覚めた時に悩まされたりもします。
耐久性が悪いと劣化をして腰痛になる
腰痛に良いマットレスには耐久性も重要な要素となってきます。
マットレスは使っていくとへたり、からだが沈んだ形で元に戻らなくなってきます。
寝具に最も重みがかかるのが真ん中付近のお尻の部分です。
そのため、マットレスの真ん中が沈んだままとなることで、寝ている時に姿勢を悪くさせ起床後の腰痛に悩まされる原因になってきます。
安いマットレスだと復元力がなく、すぐにへたり元の状態を維持できないようなのも多いです。
マットレスの耐久性はもともとの品質に影響をしますが、正しい「使い方」で「お手入れ」をしていけば、長く使うことができるのも多いです。
マットレスに横向きの方が腰痛に良い
寝姿勢は横向きの時の方がからだに負担がかかりません。
そのため、軽い程度であるなら腰痛が無くなった人もいます。
但し、マットレスで横向きで寝ようとすると腰痛がひどくなるような人もいるので注意が必要です。
横向きの寝姿勢は仰向け時と比べてからだにかかる負担の部分が変わりますし、左右の足が当たってる部分が痛くなるようになってきます。
仰向けで寝ている人は横向きでの寝姿勢を試してみるのはおすすめではあるものの、そもそものからだにあっていないマットレスを使っているとほとんど改善がされないことも多いです。
寝ている時の姿勢は枕とマットレスで決まる
体重や体形に合わせてからだにあったマットレスを使っても腰痛に悩まされる人はいます。
そんな人は使っている枕が原因となっている可能性があります。
特に女性や全身の筋肉が少ない男性で枕が関係をしてくることが多いです。
寝ている時の姿勢はマットレスが大きな要因となってきますが、枕の高さや硬さが少し関わってきます。
マットレスと枕の硬さはできるだけ合わせて、低反発マットレスで高反発枕にならないようにする方が良いです。
枕なしに変えてみて、少し変わったかもと感じる人は、高さや硬さの部分を考慮して別のを使うようにしましょう。
まとめ
あなたのマットレスがからだに合っていなければ、腰痛や肩こりだけでなく疲れも取れないです。
毎日が朝からが疲れが状態から始めるので、仕事や人付き合いでも上手く行かないようになっていく人も少なくありません。
反対に改善をされたことで、腰痛に悩まされなくなっただけでなく、交流関係が上手く行ったなんて人も多いです。
睡眠は1日を疲れを取る為の大切な時間であり、そのサポートをするのがマットレスや敷布団などの寝具です。
ここまで読んだあなたならご存知の通り、からだに合うマットレスとは体重や体形によって、人それぞれが変わってきます。
くれぐれも高反発が良いなどの売り文句ではなく、あなたのからだにあった腰痛に良いマットレスを選ぶようにしましょう。