マットレスの使い方を間違ってしまう人は多いです。
ベッドの上にマットレスは使うと思っていたり、敷布団やシーツカバーや敷パッドとの順番など、正しい使い方が分かっていないので、その寝具の効果をはっきできていないこともあります。
そのため、マットレスの買い替え時期を早めてしまったり、必要がない寝具用品をそろえて無駄な出費をすることもあります。
必ずしもマットレスにベッドは必要としないですし、敷布団がいらないからや床で直置きで寝ることもできます。
この記事ではマットレスの使い方だけでなく、敷布団や敷パッドとの順番やそもそも必要なのかだけでなく、床で寝るなどの部分についても分かるようになっています。
目次
マットレスの使い方
マットレスの使い方は下記の3つの内のいづれかの寝方が基本となります。
「3種類のマットレスの使い方」
- ベッドに敷布団とマットレス
- ベッドにマットレスだけ
- 床で直置きで寝る
この中でも正しい使い方としてはマットレスだけ使うことですが、必要に応じて敷布団を活用したり、床で寝ることができない訳でもありません。
ただ、全く必要がないのに敷布団を使っていたり、床で寝るのにデメリットを解消していないと、自分に合う寝具を使っていても寝心地を変えてしまいます。
マットレスや敷布団の順番
マットレスや敷布団の敷き方の順番としては下記になります。
- ベッド
- 除湿シート
- マットレス
- 敷布団・ベッドパッド
- シーツ(カバー)
この中でも「除湿シート」と「敷布団・ベッドパッド」に関しては、自分のからだに合わないなどの必要が応じた時に、活用していきます。
マットレスや敷布団の順番がづれることで、大きく寝心地が変わる訳ではありませんが、除湿シートの効果を低下させたり、そもそもの寝具の寝心地を変えてしまいます。
そのため、この順番で寝具を使っていくようにしましょう。
マットレスだけで敷布団がいらない
単体の寝具として使うことができるのがマットレスです。
そのため、マットレスだけで敷布団がいらないのが、そもそもの使い方です。
ベッドの上にマットレスやその上に敷布団など、間違った使い方もしている人は多いですが、硬さが自分に合わなくて腰痛に悩まされていたりなど、寝具として問題がないのなら必要ありません。
そのため、敷布団がいらないからマットレスだけで使いたい人は、それが正しい使い方でもあるので安心をしてください。
マットレスが硬すぎたり柔らかすぎたりと、寝心地が良くないと感じたのであれば、使われるのは『パッド』や『トッパー』と呼ばれる寝具用品です。
日本だとエムリリーのトッパーが評判が良く、寝心地が合わないと感じた人なら、ご存知の方もいるはずです。

床でベッドなしでマットレスだけで寝る
床でベッドなしで寝る場合に使われるのがマットレスでも厚みがあるのです。
体圧でつぶれることで薄いマットレスだと底付き感がでてくるので、床でベッドなしで寝るなら最低でも厚さが8cm以上はあるのを選んだ方が良いです。
但し、ベッドなしでマットレスだけで寝るとなると、畳やフローリングなど関係なしに、湿気などのデメリットがあります。
そのため、正しい使い方をしないとカビやダニが発生しやすく、寝具だけでなく床にも影響するので正しい使い方が必要となります。
最近は一人暮らしだと床でマットレス1枚で寝るのがオシャレだと、若い人達にも人気がでてきてますが、部屋の圧迫感を減らす効果もあります。
マットレスの直置き
畳でマットレスで寝る
寝心地が合わないならパッドを使う
寝心地が自分に合わないと感じたなら、マットレスの上に敷パッドを敷く使い方があります。
自分に合わないマットレスで寝ると下記のような問題がでてきます。
- 硬すぎる
- 柔らかすぎる
- 疲れが取れない
- 腰痛・肩こり・背中が痛い
マットレスの上に厚さが3cmや5cmぐらいの薄いパッドを敷くことで、寝心地を変えることができるようになっています。
しかし、これはあくまで寝心地が合わないと感じた時であり、せっかく自分に合うの寝具を選んでも、硬さを変えてしまうことで逆に合わなくなってしまうこともあります。
今までは敷布団を使って寝ていた人だと、それを代用することもできますが、必ずしも上に何かを敷かなければいけないのではなく、寝心地を変えたい時に限ります。
敷パッドとベッドパッド(トッパー)の違い
敷パッドとベッドパッドは目的に違いがあります。
- 敷パッドは汚れ防止や汗の吸収
- ベッドパッド(トッパー)は寝心地
名前が似ていることから寝具の敷く順番でも間違えてしまうことが多いので注意をしてください。
あくまでベッドパッドの役割は寝心地を変える為であり、汚れ防止として敷パッドは別途必要となります。
また、マットレスプロテクターと呼ばれる、専用の汚れではなく湿気対策などに効果がある、寝具用品も売られています。
マットレスを床やフローリングで直置きするのなら、マットレスプロテクターを活用すれば、湿気対策としての効果が期待できます。
マットレストッパー
マットレスプロテクター
⇒マットレスプロテクター
マットレスの上に敷布団はいらない理由
マットレスの上に敷布団が必要でないの同じ役割だからです。
マットレス単体でコイルやウレタンなどの素材により、体を支えるように反発をして低反発や高反発を選ぶことができます。
同じ役割をする敷布団を上に敷くことで、本来の寝心地を変えるだけであり、何の役割もないのでいらないのですね。
あくまで必要なのはベッドパッドの変わりとして、寝心地を変えたい時になります。
今では体圧分散や点で支えるプロファイルウレタンなど、より寝心地を高めた設計や素材が増えています。
しかし、どんな良いマットレスを使っても、本来の寝心地を変えてしまっているのであれば、その機能を発揮することができずに無駄になってしまいます。
寝心地を柔らかくしたり、硬くしたいなどの変化を付けたかったり、疲れが取れない時などにマットレストッパーの変わりとして、敷布団を使えば良いだけなのですね。

マットレスの買い替え時期
マットレスの買い替えの時期が分からない人も多いはずです。
基本的にマットレスの買い替えは、購入時とは寝心地が変わってしまったり、汚れなどによる劣化の時です。
「マットレスの買い替え時期」
- マットレスにへたりがでてきた
- へこんだままで復元をしない
- からだが沈むようになった
- 腰痛や背中が痛むようになった
- 疲れが取れない
マットレスは低反発なのか高反発なのかで寿命は異なり、長くても10年ぐらいの耐久年数となっています。
品質の悪い安いのだと1ヶ月でへたるようになったり、低反発だと起きても体の跡が残ったままで復元して戻らないなど、短期で買い替えが必要となることもあります。
上記のようにへたりやへこむなどすると、腰痛などに悩まされるようにもなり、疲れが取れないので早急に買い替えが必要となります。
マットレスは重量もあるし長く使うと汚れるので、引越しのタイミングでそのまま買い替えする人も多いです。

マットレスが自分に合わないと感じたら
自分に合わないマットレスを選んでしまったら、まだ買ったばかりだからと使い続けるのでなく、早めに新しいのに検討をするようにしましょう。
敷布団やマットレスの寝具はお店で体験しても失敗をすることが多いです。
それは体重や体型に合わせて硬さを選ぶのが必要ですが、柔らかい方が気持ち良いと感じる人は多いですし、好みで選んでしまっている部分があるからです。
しかし、お店での短時間での寝心地とは違い、実際に使うのは7時間と長いので、合わないのを使うと疲れが取れなくなってきます。
自分に合わないマットレスを使い続けると疲れが取れないだけでなく、腰痛や背中が痛いと悩まされるようにもなります。
へたりだけでなく疲れが取れないなど自分に合わないと感じたら、購入時期になったと判断をするようにしましょう。
寝具はできるだけ『返品に対応』していたり、『硬さの変更』ができるのを選ぶと失敗がしづらいです。