マットレスの洗い方の手順!自分で洗えない寝具の汚れを洗濯する注意点

マットレスの洗い方

マットレスは寝ている時に大量の汗を吸収し、不衛生な状態となるので定期的に洗って清潔な状態にすることが大切です。

しかし、マットレスは洗濯機では洗えないことが多く、自分で洗える部分と業者に依頼をせざるを得ない部分があります。

そのため、定期的に自分でマットレスを洗える部分はお手入れをしていくようにしましょう。

軽いシミなどであれば自分で洗えますが、注意をしなければいけないことも多く、失敗をすると使い物にならなくもしてしまいます。

この記事では「マットレスの洗い方」だけではなく、「使い物にならなくしない為の注意点」や「自分でも出来る範囲で最大限に清潔にする方法」が分かります。

マットレスの洗い方

マットレスの洗い方の手順

マットレスの洗い方は5つの順番に行っていく必要があります。

「マットレスの洗い方の手順」

  1. カバーを洗濯機で洗う
  2. 洗える素材か確認する
  3. 洗えるマットレスならシャワーを利用する
  4. ウレタンやコイル素材なら叩き洗い
  5. 軽度なシミは重曹で掃除
  6. 陰干しでマットレスを乾かす

この時に必ずマットレスを拭いたり叩き洗いするタオルは強く絞り、水が多く含まないようにしてください。強く絞り湿らしたタオルで洗うことが大切です。

最後にドライヤーの利用や陰干しを利用してマットレスを干せば完了です。

そもそも入れることができないですが、洗濯機を使うこともできないし、コインランドリーで洗うこともできません。

マットレスカバーは洗濯機で洗う

どんなマットレスでも定期的に行うのが「カバーを洗濯機で洗う」ことです。

カバーの色に合わせて必要に応じて洗剤だけではなく、衣服と同じように「漂白剤」や「柔軟剤」と一緒に、洗濯ネットなどに入れて洗濯機で洗うようにしましょう。

白色以外だと漂白剤を使うと変色してしまうので、その点だけは気お付けるようにしましょう。

注意点としては洗ったカバーはマットレスに着用する前に必ずしっかりと乾かした状態にしてください。

多くは水に弱い素材となっているので、湿っていた状態で付けると水分を吸収してしまい、形状が変形をしてしまう可能性があります。

マットレスが洗える素材か確認

必ずマットレスは洗う前に水に着けても問題ない素材か確認をする必要があります。

「マットレスの素材」

  • ウレタンマットレス
  • コイルマットレス
  • 高反発や低反発
  • ファイバー素材

水に着けて洗えるのは「エアファイバー」素材となっており、極一部のみとなっています。

「ウレタン素材」やスプリングが中に入っている「ポケットコイル」や「ボンネルコイル」が使われている、一般的なマットレスは洗うことができません

ファイバー素材が使われた「洗えるマットレス」はごく一部なので、意識して選んだのでなければ、まず洗濯機など水では洗えないと考えてください。

ファイバー素材の洗えるマットレスは浴室でシャワー

エアファイバーの素材が使われており、水に着けても問題ないマットレスは浴室でシャワーをかけるようにしましょう。

洗濯機には入らないサイズですし、コインランドリーでも同様です。

そのため、浴室のシャワーでマットレスを水洗いをしてください。

簡単に汚れも落ちやすい素材になっているので、洗剤などを使用しなくてそのまま洗い流すだけで問題ありません。

洗えるマットレスとしては「エアウィーヴ」など一部の寝具になっています。

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洗えない素材ならタオルで叩き洗いをする

ウレタンやスプリングマットレスなど、洗えない素材であれば水に着けずに、タオルなどで叩き洗いをしていきます。

  1. 中性洗剤を水に薄める
  2. タオルに少し付ける
  3. 気になる汚れを叩き洗う
  4. 乾いたタオルで拭き取る

叩き洗いをする時に注意をして欲しいのがタオルをしっかりと絞って水分を少な目にすることです。

水が垂れるような状態ではなく、タオルが湿っている程度にしてマットレスを洗うようにしましょう。

洗えない素材なのにマットレスに水分を吸収しすぎると、ウレタンが変形をしたりコイルが錆びたりするのですね。

最後に乾いたタオルでも水分を拭き取るようにしてください。

軽度のシミは洗うのでなく重曹で掃除する

マットレスが水に着けれない素材であっても、軽度のシミや黄ばみであれば、重曹を使って落とすことができます。

家庭や100均で販売されている重曹を水に薄めれば、簡単な汚れなら水をほとんど使わずに清潔な状態にすることができます。

こびりついた頑固な汚れはクリーニング業者の、専用のクリーナーなどを活用する以外に方法はありませんが、軽度の汚れなら自分で掃除をすることで、元通りの色の状態に戻すことができるのですね。

また、重曹には消臭効果もあるので、洗えないマットレスは掃除をするようにしましょう。

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重曹での具体的な掃除方法などは上記の記事で解説しています。

最後に陰干しでマットレスを乾かす

最後に洗ったマットレスは干して乾かすようにしましょう。

マットレスは直射日光で干すことはできないので、必ず陰干しにするようにしてください。

日光を直接当てると変色や変形をする原因になり、マットレスのお手入れで気お付けたいポイントでもあります。

壁にマットレスを立て掛けるようにして、窓を開けて風通しが良いようにすれば問題ありません。

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干し方について詳しく知りたい方は上の記事をご覧ください。

マットレスを洗い方の注意点

マットレスの洗い方の注意
必ず気お付けたいマットレスを洗う時の注意点について解説していきます。

敷布団とマットレスは素材も違うので、同じように洗ったりすることで、形状の変形により使いものにならなくなってしまいます。

特に注意をして欲しいのが「水に着けてしまう」ことです。

ほとんどのマットレスの素材は水に弱くできており、濡れることで「乾かない」や「形が崩れる」ので、使い物にならなくなってしまいます。

ここからは具体的に「注意が必要な理由」と「注意しないとどうなるか」が分かるように、動画も含めて解説をしていきます。

マットレスは水で洗えない

ほとんどマットレスが洗えないのは水に弱い素材が使われているからです。

一部で特殊な素材が使われ洗えるようになっているのもありますが、あなたが購入時に気にせずに選んだり数十万円するのを使っている訳でないなら、まず洗えない素材です。

「マットレスが洗えない理由」

  • ウレタンが乾かない
  • コイルマットレスが錆びる
  • 伸縮して形状が変わる
  • 重量の増加で素材に穴が開いたり切れる

ほとんどはコイルがありなしに関わらずウレタンの素材が使われています。そのため、マットレスを水に着けて洗うことで使い物にならなくしてしまい、即買い替えが必要となります。

ウレタンマットレスを洗うと失敗するのが分かる動画

ウレタンマットレスが洗えないと聞いても、駄目元で試してみる人もいます。

なぜ水に着けるといけないのかは下記の動画を見れば分かるようになっています。

ウレタン枕を洗うとどうなるのか実験

この動画では枕が使われていますが、いかにウレタンマットレスが水に弱いか分かるはずです。

「ウレタンマットレスが洗えない理由」

  • 全く乾かずに水分が抜けない
  • 形が変化をして使えなくなる
  • ダニや臭いに悩まされる

もしも水に着けてしまうと乾かすまでに数週間や数か月かかることもあります。湿った状態が長期間続くので、ダニが大量発生をしたり臭いと悩まされるようにもなるのですね。

そして、塗れることで形が崩れてしまうので、寝心地は最悪となり使いものにならなくなります。

高反発も低反発マットレスも同じく洗えない

高反発や低反発のマットレスも当然洗うことはできません。

高反発フォームや低反発フォームの素材使われますがどちらもウレタンが使われています。

また、ポケットコイルやボンネルコイルが使われていると、水にぬれることで錆びてしまうこともあります。

高反発や低反発や有名なブランドだからなどは関係なく、多くのマットレスは水に着けることができなく、特殊な素材が使われている極一部だけが洗うことができるようになっているのですね。

低反発だとラテックスと呼ばれる素材が使われているのもありますが、同様に水に弱い特徴があります。

マットレスの踏み洗いに注意

マットレスの洗い方を調べていると踏み洗いをしている写真を見かけることがあります。

しかし、踏み洗いができるのは「洗えるマットレス」と呼ばれるので、素材がそもそもウレタンでなければコイルなしの寝具です。

一般的なマットレスはそもそも洗えないので踏み洗いはできません。

敷布団を踏み洗いしている写真が掲載されて解説がされているのも見かけます。

一般的なのでは水に着けることで伸縮を起こしたりと、素材を劣化させて使えなくしてしまうので、間違えないように注意をしましょう。

干すときにも天日干しでなく陰干しが必要となるので、間違えて洗うと乾かすのも大変になります。

マットレスカバーを洗う頻度

マットレスカバーを洗う頻度は1週間から2週間を目安にしましょう。

寝た時には大量の汗だでるので、マットレスカバーは洗わないと臭くなっていきます。そして、その臭いが本体にも着いて密封に近い状態で充満をすることになります。

そのため、定期的に洗濯機で洗いようにすることで、衛生面を保ちマットレスの寿命を延ばすことにもなります。

マットレスの手入れの部分で一番頻繁に必要となるのが、このカバーを洗う部分となってきます。

マットレスクリーニングを自分で行う方法

マットレスのクリーニングを自分で行うのであれば下記の3つの部分になります。

  • カバーを洗う
  • 掃除をする
  • 干す

カバーは定期的に洗濯機で洗い、カビやダニの大量発生を防ぐ為に、壁に立て掛けて干したりするようにしましょう。

また、ダニ対策として定期的に掃除をするようにしてください。

すでにダニが大量発生して悩まされているのなら、できるのは掃除とダニ取りシートを活用する2点です。

マットレスは陰干しが必要など注意もあり、そもそも天日干しでも駆除をすることはできません。

専門的なのはクリーニング業者に依頼しかない

自分でどうしてもマットレスを洗って汚れを落としたり、カビ対策をしたいこともあるはずです。

水に弱い素材が使われているので、高温スチームクリーナーなど水洗いとは別の方法で行うしかありません。そのため、たまにしか行わない一般的な家庭で用意するのは難しく、本体を洗うのには専門のクリーニング業者に依頼をするしかないのですね。

  • 専用の業務用乾燥機
  • 汚れやカビに高温によるスチームクリーナー
  • カビには電解質水が加えられた掃除機

マットレスのクリーニング業者ではこれらの器具などを用いて、水を使わずに汚れなどを洗い落としています。

自分に合う寝具を見つけるのは難しいので、汚れやカビが気になったり、ダニに悩まされているのであれば、1万円程度しますが新しく買い替えるよりも安いので利用をするのをおすすめします。

まとめ

マットレスの洗い方で気お付けるのは水に弱いと言うことです。

知らずに濡れたタオルで拭いたりして、形状を変えたり全く乾かないので臭くなったりダニが発生するなら、買い替えしなければいけない失敗をしている人もたくさんいます。

  • カバーのみを洗濯機で洗う
  • マットレス本体は洗えない
  • 特殊な素材の洗えるマットレスはある
  • 本体はクリーニング業者に依頼

本格的に洗いたいのであれば専用のスチームクリーナーが必要であったりと、自分でクリーニングする範囲には限界があり、専門業者に依頼する必要がでてきます。

そのため、長く使うことができるように定期的にお手入れをして、衛生面を保つ必要があります。

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