低反発マットレスは疲れると感じる人は非常に多いです。
しかし、低反発マットレスはふんわりして寝心地も良いので、日本では人気が非常に高い寝具の定番でもあります。
もともと腰痛が悪化しやすかったり、体型に合わなくて疲れやすい寝具の特徴なので、同じように悩まされている人はたくさんいます。
だからと言ってすぐに買い替えが必要な訳ではなく、疲れる原因を対策することで改善をすることもできます。
この記事では低反発マットレスが疲れる原因と対策が分かるようになっています。
そのまま使い続けると腰痛に悩まされたり悪化をすることもあるので、早急なんらかしらの改善をするようにしましょう。
低反発マットレスが疲れる原因
低反発マットレスだと疲れる原因は3種類あります。
- 柔らかすぎて体が沈む
- 寝返りが打ちづらい
- へたりや復元力の低下
もともと寝ている時に楽な姿勢と言うのは、お尻が少しだけ沈んで背中がぴったりと付くぐらいの状態ですが、低反発は深く沈み込みやすいです。
そのため、特定の部位に負担がかかりすぎることで、朝に疲れが取れないままであったり、腰痛に悩まされやすい特徴があります。
より効果のある対策をする為にも上記の3つがなぜ原因になってしまうのかを解説します。
低反発で柔らかくて沈む
低反発のマットレスはからだが沈み込みやすいように、支える力が弱くなっています。
たとえ痩せている人でも全く沈まないなんてこともなく、手で押しこむだけでもへこんでしまいます。
そのため、寝た時に体圧がかかれば重たいお尻の部位付近を中心に深く沈み込み、寝姿勢もくずれた状態になってしまうのですね。
小柄の痩せている人や子供であれば適度に沈み込んでくれて自分に合うって人はも多いですが、男性や標準ぐらいの体型だと楽な寝姿勢になれないことが多いです。
姿勢が悪い状態で長時間の睡眠を行うので、体圧分散が上手くできておらず、朝になっても疲れたままの原因になるのですね。
寝返りがしづらい
人は寝ている時に数十回の寝返りを無意識に行っています。
同じ姿勢で寝続けれていると低反発マットレスに接している部分に負担が強くなるので、自然と分散させる為にも寝返りは行われているのですね。
しかし、体が沈み込んでしまえばその分寝返りはしづらくなり、自然と回数が減りやすいのですね。
寝返りの回数が多すぎるのは逆効果だったりもするのですが、全く行われないと寝た時の姿勢のまま、数時間を硬直した状態になります。
そのため、低反発マットレスだと寝返りがしづらいので回数もへり、疲れが取れない原因となってくるのですね。
へたりや復元力の低下
マットレスを長い間使っていたり、安いのを使っているとへたりや復元力が低下をしてきます。
へたることにより購入時の状態と変わり体圧分散の効果が弱まったり、寝姿勢が変わってしまうようになります。
また、復元力が低下をしているとそのまま寝た時の形のまま跡が残り、更にそこから体圧をかけるようになり、より深く沈み込みやすくなります。
そのため、へたりや復元力の低下が原因で、朝に寝ても疲れが取れないようになるのですね。
もともと低反発は高反発と比べても体が沈み込みやすいので、復元力がなくなりやすいのが特徴のひとつでもあります。
起き上がっても跡が残ったままが長く続くのであれば、マットレスの寿命でもあるので買い替えのタイミングになっています。
疲れる低反発マットレスは腰痛悪化
疲れが取れないままの低反発マットレスを使ってる人に気お付けて欲しいのが腰痛の悪化です。
朝や昼間もなんか眠いと言うのはすぐに気づきやすいですが、起きてすぐに会社へ行き仕事をしているとからだの疲労の蓄積については気づきづらいです。
自分に合わない寝具を使い続けると腰痛に悩まされやすく、もともと定期的に朝につらいと感じていた人は、悪化をしていきます。
私自身がマットレスが原因の腰痛に悩まされた経験がありますが、本当につらいものがあるので心から早急に対策をして改善させるのをおすすめします。
低反発マットレスは腰痛悪化させやすいデメリット
低反発マットレスは腰痛が悪化しやすいデメリットがある寝具でもあります。
低反発の疲れが取れない寝姿勢の沈み込みや寝返りの回数が少ないのは、腰付近を深く沈み込みさせます。
そのため、腰への負担が強くかかるのでそのまま使い続けると腰痛が悪化しやすいのですね。
寝具は高反発が推奨されることが多いですが、深い沈み込みは疲れが取れないや腰痛に悩まされるデメリットがあるからでもあります。
詳しいデメリットや特徴を知りたい人は上記の記事をご覧ください。
低反発マットレスで疲れが取れない時の対策
低反発マットレスが疲れる時の対策は3種類です。
- 敷布団やマットレストッパーを敷く
- 2枚重ねの人は外して1枚で寝る
- 新しいのに買い替える
そもそもの疲れる原因を解消する為には、体の沈み込みや寝返りのしづらさを改善する必要があるので、低反発マットレスの上に何かを敷いて寝姿勢を変える必要があります。
一般的には専用の寝具用品のマットレストッパーなどがありますが、対策として必要なのは寝姿勢を変えることです。
そのため、その目的が達成できるのであれば他のを代用することでも効果が期待できます。
敷布団やマットレストッパーを敷く
低反発マットレスで疲れが取れない時の定番がマットレストッパーを敷くことです。
今使っている寝具の上に反発力が強いのを敷くことで、寝心地を変える効果が期待できます。
敷布団が家に余っている人なら変わりに代用品として使っている人も多いです。
腰痛マットレスとして評判の良い寝具で「コアラマットレス」がありますが、これは低反発と高反発の2層になっているので、深く沈み込みづらくなっています。
なぜ評判が良いのかは柔らかい寝心地が好きな人の為に1層は低反発になっているものの、腰痛や疲れるなどに悩まされやすいデメリットを解消する為に、深くい沈まないように高反発が2層目に使われているからなのですね。
敷布団と低反発ベッドマットレスの人は外す
ある程度の厚みのあるマットレスだと敷布団は引かずに1枚で寝た方が良かったりします。
しかし、日本では薄めのベッドマットレスの上に敷布団を敷いて寝ている人は多いです。
もしもあなたが当てはまるのであれば、数日間は低反発マットレスを外して、敷布団だけで寝て見る対策を行えるのですね。
ベッドに敷布団になることでいつもの高さが低くなったりと違和感を感じることもありますが、同じ寝具であり問題がある訳ではありません。
低反発からマットレスを買い替える
おすすめの対策としてはそもそもの疲れる低反発マットレスから、自分に合うのに買い替える方法です。
トッパーを使うことで改善はできても、マットレスよりも薄い物であり、へたりやすくもあります。
そのため、自宅にあるのであればそれを使うと良いですが、新しく買い替えるとなるとコスパがあまり良いとは言えません。
根本の原因は低反発マットレスだから疲れるのではなく、自分の体型に合わない硬さの寝具だからです。
朝に疲れがしっかりと取れて快適な状態でのスタートは、今までと違い人間関係や生活の色々な面でも良い方向にメリットがあるので、個人的には買い替えを検討するのがおすすめです。
自分の体重に合うマットレスの硬さの目安は上の記事の表をご覧ください。
まとめ:低反発マットレスで疲れるのは合わない人が多いから
低反発マットレスは疲れが取れないや腰痛になりやすい傾向がありますが、そもそもの原因は寝具がいけない訳ではありません。
あなたの体重に合わない硬さがいけないのが原因となっているのですね。
- 沈み込みが疲れたり腰痛悪化の原因
- 復元力の低下によるマットレスの寿命が原因
- 上に何かを敷いて沈み込み過ぎない対策が必要
- 自分の体型に合う硬さのマットレスに買い替えがおすすめ
そのまま使い続けてしまうと疲れが取れないだけでなく、腰痛悪化に悩まされたりもするので、早急に対策をするか買い替えをするかを検討するようにしましょう。
痩せている人であれば低反発が合うこともありますが、痩せ気味からや太っている体型の人だと、高反発の方が自分に合い疲れがしっかりと取れることは多いです。